2010年04月28日

KeePassを便利に使う その5

最後に応用編です。

ユーザIDとパスワードという組み合わせが一般的なログイン方法ではありますが、世の中にはもっと違ったページもたくさんあります。

ここでは、例としてTEAM GEARの入力を見てみようと思います。

KeePassを便利に使う その5

見ての通り、
ユーザID、ユーザネーム、パスワードの3つがあり、その下にログイン情報を保存とSSLのチェックがあります。
できればSSLのチェックも入れたいところ。

しかも、ログイン情報を保存しておくと、自動的にユーザIDとユーザネームが入ってパスワードが最初にフォーカスになるという仕様です。

これでは違うユーザに変えたいときにうまくいきません。

そこで、どうしたらキーボードだけでこれをすべて入力できるか考えます。

手順

最初にパスワードにフォーカスが来るわけなので、Shift+Tabを2回押してユーザIDにフォーカスを合わせます。

次に、ユーザIDを入力して、Tabキーを押します

次に、ユーザネームを入力して、Tabキーを押します

次に、パスワードを入力してTabキーを押します。

次に、Tabキーを押してSSLにフォーカスを移動

スペースキーを押すとチェックが入るので、入ったらEnterキーでログイン完了です。

ここまで考えられればこっちのものです。

早速作りましょう!

分類を選んでから、エントリーの追加ボタンを押します。

KeePassを便利に使う その5

あれ?タイトルは入力できましたが、ユーザ名にユーザIDとユーザネームのどっちを入れたらいいのか悩みます。

こういう場合は、どっちも入力しません!

とりあえずパスワードだけ2回入力しておきましょう。強度もわかるし。

で、隣の「高度」タブを押します
KeePassを便利に使う その5

文字列フィールドの「追加」ボタンを押します
KeePassを便利に使う その5

名前と値に「ユーザネーム」「ほげ」みたいに記入して、メモリ内保護の有効を押してOKを押します
ユーザIDも同じように登録しましょう。こんな感じになります。
KeePassを便利に使う その5

次は自動入力タブです
KeePassを便利に使う その5

「追加」ボタンを押します
KeePassを便利に使う その5

対象のウインドウは前回同様、IEの対象のページを開いておきます。
次に、「カスタムキーストロークを使用」を選びます。
以下の物を挿入の中のリンクをクリックすると、キーストロークが入力されます。

キーストロークコマンドの前に
+を入れるとシフトを押しながら、
^を入れるとCtrlを押しながら
%を入れるとAltを押しながら
というのもできます。

さっき考えたストロークは、最初Shift+Tabを2回だったので
+{TAB}+{TAB}
で始めるわけです。

後は適当に入力してください。
一つだけ。スペースがコマンドで用意されてません。半角スペースを入力したらできたので、これでいいみたい。

そんなわけで、できたコマンドは
+{TAB}+{TAB}{S:ユーザID}{TAB}{S:ユーザネーム}{TAB}{Password}{TAB}{TAB} {ENTER}
です。Enterの前に半角スペースが一つ入ってます。

で、これでOKだと思ったら、うまく最初のShift+Tabが入りません。

そんな時は、遅延を前に入れます。遅延はDELAYです。
{DELAY=100}+{TAB}+{TAB}{S:ユーザID}{TAB}{S:ユーザネーム}{TAB}{Password}{TAB}{TAB} {ENTER}

これで、試してみてください!!

ちなみにCtrl+Alt+Aは押しにくいので、グローバルショートカットをCtrl+Lに変更(LockのLのつもり)
簡単に入力できるようになりました!


タグ :KeePass

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Posted by ふっかふ〜か at 13:45│Comments(0)PortableApps
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